昨日8月6日、ヒロシマは62回目の原爆の日でした。
朝、NHKテレビを見ていたら、平和記念公園のなかにある電光掲示板の数字が映しだされていました。
1945年8月6日にヒロシマに原爆が落とされてから、22645日目。
世界で最後に核実験が行われてから301日目、だそうです。
8時15分、テレビに向かい1分間の黙祷をしました。久しぶりです。
まず、
広島市長の秋葉忠利氏により平和宣言が読み上げられ、その後、小学校6年の男女生徒による「平和への誓い」があり、続いて安倍総理大臣による挨拶。
2人の小学生のスピーチがあまりにも素晴らしく、未来への希望が感じられました....
ヒロシマ平和公園には赤い夾竹桃の花がたくさん咲いていたのが印象的でしたが、夾竹桃の写真がありません...
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大学1年の夏、初めての1人旅が、ヒロシマ・ナガサキへの旅でした。
1ヶ月間、新宿の高野フルーツ店でお中元の発送アルバイトをして稼いだ10万円をつぎ込んでの大旅行。
8月6日のヒロシマ、8月9日のナガサキは焼け付くような暑さでした。
旅先で原爆の恐ろしさを学び、多くの人の温かさにも触れ、若かったわたしはスポンジのようにたくさんのことを吸収しました。
朝、NHKの原爆記念式典の中継を見ながら、いろいろなことを思い出しました。
いま振返ると、あの旅はすべての旅のスタートだったんだなあ...と思います。
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ヒロシマでいろいろネット検索していたら、「原爆死没者慰霊碑のデザインは、当初コンペによって募集され、前衛彫刻家イサム・ノグチの案に内定したが、日系アメリカ人というノグチの出自を理由に難色を示す意見が各所から出たため、ノグチ案を生かしたかたちで丹下健三がデザインをやり直した、という経緯がある」と知り、びっくりしました。