人気ブログランキング | 話題のタグを見る

日記*20110407*大地震から28日目

*2011/04/07(木)   くもり/はれ

(7:13)

昨日は暖かい1日で、東京のサクラは満開。
国立のサクラも6分咲きとなり、大学通りのサクラ並木もお花見の人で混雑していた。
午後、国立のヨン友を誘い、スタバのテラスでコーヒーを飲んだ。スタバも花見客で満席だ。
原発事故は未だ収束の見通しもまったく立たず、ますます深刻な状態に。
サクラの花の美しさもより儚く感じる。

今日は震災以来、はじめての韓国語教室。
みんな元気にしているのか....会うのが楽しみ〜!



今日の原発事故ニュース↓



*日経新聞   2011/4/6 22:55
福島原発、1号機の制御焦点 窒素注入を開始
新たな水素爆発を予防


 東京電力福島第1原子力発電所では、原子炉の冷却に向けた作業が続く1~3号機のうち、燃料棒の損傷が最も大きいとみられる1号機の扱いが焦点になってきた。水素爆発を予防するため原子炉格納容器へ窒素の注入を開始。冷却のため注入する水の量も汚染水の流出につながるため微妙に調整する必要があり、難しいかじ取りが迫られている。

 東電は6日、1号機の燃料棒の損傷の度合いが2、3号機を上回る約70%に達しているとの見方を改めて示した。3月14~15日の格納容器内の放射線量データから推定。1号機では現在も「常に半分くらい燃料棒が露出した状態が続いている」(東電)とみている。

 1号機の原子炉圧力容器内の温度は、6日午後0時現在でセ氏214度。2号機の同142.5度、3号機の同78.8度(容器の下部温度は同115度)と比べ高い状態が続いている。1号機の冷却が順調でない理由はよくわかっていない。

 東電は1号機の冷却の方法を途中で切り替えており、それ以前に一時、炉内の温度が高い時期があった。「注水が一時期うまく入っていなかったかもしれない」(東電)としている。「地震後に最初に動いた非常用システムでの冷却がうまくいかなかったのでは」(高橋実東京工業大学准教授)との見方もある。

 2号機と3号機は圧力容器が部分的に損傷しているとみられ、内部の水蒸気などが逃げやすい分、注水が入りやすく、温度をうまく下げている可能性がある。これに対して1号機では容器の密閉性が保たれているため水が入りにくくなっていることも考えられる。

 1号機での窒素の注入は新たな水素爆発を警戒しての措置。これまでも1号機と3号機では原子炉建屋で水素爆発が起きており、いずれも建屋が大きく損傷した。

 一般に水素は大気中で4%以上を占めるようになると、周囲の酸素と反応して爆発する。約6千立方メートルの窒素を数日かけて注入する計画で、「仮に3%くらい水素があればこれを2%くらいに下げる」(東電)ことで爆発の危険を避ける。

 窒素を入れると格納容器内の圧力が高まる懸念があるが、東電は「圧力が今は下がり気味であるため、窒素注入によって新たなベント(排気)の必要性は生じない」と判断している。原子炉への窒素の注入は安全確保のための応急措置で、2号機、3号機と併せ、原子炉に水を注入することで冷やす作業が続く。1号機は容器の損傷が小さいため汚染水がもれる心配は比較的少ない。

 水素は燃料棒のジルコニウム合金製の被覆管と水が高温で反応して生じるほか、炉内の放射線のエネルギーで水が分解されることで発生する。


*時事通信   (2011/04/06-22:04)
福島産野菜11種が規制値超過=44倍の放射性セシウムも-厚労省

 厚生労働省は6日、福島県内で採取したホウレンソウやブロッコリーなど11種類の野菜から、食品衛生法の暫定規制値を超える放射性物質が検出されたと発表した。これらは政府が3月に講じた出荷制限や摂取制限の対象になっており、市場には出回らない。
 同省によると、県内各地で3、4日に採取した41検体のうち26検体で放射性セシウムの規制値を超過。大玉村のホウレンソウから44倍、西郷村のビタミンナから19倍の値が検出された。
 一方、半減期の短い放射性ヨウ素で規制値を超えた野菜は4検体にとどまった。同省は「野菜の表面に付いたヨウ素が減った一方、半減期の長いセシウムは土中に残り、吸い上げられたのではないか」とみている。



*毎日新聞   <放射性物質>第2原発周辺で濃度70倍に上昇
2011年4月6日 23時26分 (2011年4月7日 02時27分 更新)

 東京電力が実施している福島第1原発周辺の海水の放射性物質モニタリングで、同原発から南に10〜15キロ離れた福島第2原発周辺の放射性物質濃度が、4日午前から5日午前にかけての24時間で最大約70倍に上昇したことがわかった。東電は4日夜から、低レベルの放射性物質を含む汚染水約1万1500トンの海への放水を始めており、東電はこの影響が出た可能性もあるとみて、原因を調べている。放水の影響が確認されれば初めて。

 東電によると、福島第1原発から南へ約16キロ離れた岩沢海岸では、ヨウ素131の濃度が52倍、セシウム134が70倍、セシウム137が56倍になっていた。

 また、第1原発から南へ約10キロ離れた福島第2原発北放水口付近でも、ヨウ素131が5.6倍、セシウム134が6.3倍、セシウム137が5.8倍に上昇した。【酒造唯】


*NHKニュース   4月7日 4時25分
土壌検査で高い値のセシウム

福島県が県内の70か所の農地で採取した土を分析したところ、最も多い場合で通常の土壌に含まれる濃度の150倍の放射性セシウムが検出されました。福島県では、こうした地域の農家に対して、農作業を見合わせるよう呼びかけるとともに詳しい検査を行うことにしています。
この検査は、福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島県が先月31日から今月1日にかけて行ったもので、水田や畑、果樹園など県内の70か所で土を採取し、放射能の強さが半分に減るまでの期間を示す半減期が長い放射性セシウムの濃度を分析しました。その結果、最も高い値だったのが、▽飯舘村の1か所で、1キログラム当たり1万5031ベクレルと、通常の土壌に含まれる濃度のおよそ150倍でした。このほか、▽飯舘村の1か所、▽大玉村の2か所、▽川俣町の1か所、▽本宮市の2か所、▽二本松市の1か所、▽郡山市日和田町の1か所、それに▽伊達市月舘町の1か所ではおよそ100倍から30倍の濃度の放射性セシウムが検出されました。福島県では、これらの地域の農家に対して農作業を延期するよう呼びかけるとともに、さらに詳しい検査を行い、今月12日までに結果を公表したいとしています。



*ニコニコニュース   NCN 4月7日(木)20時15分配信
枝野長官、原発事故に対する提案は「取り入れられるものは取り入れるように」と指示

 枝野幸男内閣官房長官は2011年4月7日の会見で、4日になされた福島第1原発3号機の設計者・上原春男氏の「外付け熱交換機による原子炉冷却」に関する政府への提案について、「提案があるということは承知している。あらゆる実現可能な手段について、前例にとらわれず取り入れられるものは取り入れるよう、指示を出している」と答えた。

 上原氏は福島第1原発3号機の設計者で、プレート式冷却装置の開発者でもある。政府の要請に応じ、原子炉建屋の外に熱交換機を設け原子炉格納容器内を冷却するシステムを提案しており、6日に開かれた自由報道協会主催の共同インタビューでも、その提案について語った。

 ニコニコ動画の七尾功記者から、「国外でも汚染水の排出と原子炉冷却が大きな課題となっていますが、上原春男氏が提案されている全溶接型プレート式熱交換器ですと、外付けで放射性物質の影響をさほど受けずに作業ができ、汚染水を発生させずに原子炉を冷却できるとされています。長官、政府の求めに応じて4日に上原氏はこの提案をしたということですが、一刻を争うなか、現在どのような進捗となっているでしょうか」と問われると、枝野長官は「冷却をするための具体的、技術的な話については経済産業省、保安院、あるいは統合本部のほうにお尋ねいただければ」とした上で、

「今のようなご提言、ご提案があるということは承知しておりますし、そのことも含めあらゆる実現可能な手段について、前例にとらわれず取り入れられるものは取り入れられるようにという指示を出しているところです」
と語った。また、七尾記者の「ひとつのアイディアで事態が大きく好転することはあると思います。それでは特に大きな設備の採用後のお話でいいますと、採用した理由や経緯などについて、国内外に向けて情報の透明化を行うお考えはあるでしょうか」という質問に対しては、

「それは必要なことだろうと思いますので、原子力災害対策の統合本部のほうに具体的なオペレーション、なぜそれを選択して他のオペレーションを選択しなかったのか、その都度、あるいはお尋ねがあればしっかりと説明するように指示を出したい」
 と、答えた。

【4/7・11:00開始】枝野官房長官記者会見 生中継
「七尾記者の質問」部分から再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv45831768#17:04
(番組はタイムシフト機能でいつでも視聴できる)

上原春男氏共同インタビュー 主催:自由報道協会
「七尾記者の質問」部分から再生
http://live.nicovideo.jp/watch/lv45748912#1:17:31
(番組はタイムシフト機能でいつでも視聴できる)

(土井大輔)


*毎日新聞   毎日新聞 2011年4月7日 東京夕刊
東日本大震災:福島第1原発事故 欧州委員は再び「制御不能」評価

 【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU)のエッティンガー欧州委員(エネルギー担当)は6日、フランス東部ストラスブールで開かれた欧州議会本会議で、福島第1原発は「制御不能のままだ」との見解を示した。

 エッティンガー委員は原発事故を受けてのEUの対応を説明する中で、福島第1原発について「原発を制御するには至っていない」と発言した。

 エッティンガー委員は東日本大震災直後の3月16日にも「原発は制御不能に陥っている」と述べ、欧米株式市場の急落を招いた。


*日経新聞   2011/4/7 19:54
韓国「雨に放射能」不安視、小中学校など休校相次ぐ


 福島第1原子力発電所の事故を受け、韓国で「放射能雨」を不安視する声が広がっている。全国的に雨模様となった7日には首都圏の京畿道で幼稚園と小中の計126、南西部の全羅北道では4つの小学校がそれぞれ休園・休校した。予定されていたプロ野球のナイトゲーム4試合も中止となった。

 前日から天気予報を見た市民が各地で学校を休みにすべきだと訴え始め、京畿道は校長の裁量に任せたため休校が集中した。日本との距離的な近さから、市民レベルで高まっている不安感が久しぶりの降雨で一気に表面化した形だ。

 韓国原子力安全技術院は各地の放射性物質の検出量を毎日発表。政府は降雨にも冷静に対応するよう呼び掛けており、7日も「外出や日常生活には全く支障が無い」と説明した。(ソウル=尾島島雄)


*聯合ニュース   2011/04/07 20:32 KST
放射能雨不安で休校相次ぐ、「慎重な判断」を要請

【ソウル7日聯合ニュース】東日本大震災で被災した東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、韓国で放射性物質の混じった雨が降るとの懸念が広がり、7日に一部地域の学校が休校措置を取ったことに対し、教育科学技術部が休校・休業は慎重に判断するよう全国の市・道教育庁に要請した。

 同部は公文で、各学校が公式力のある専門機関の資料を参考に慎重に休校措置を取るよう、指導してほしいと注文した。同部関係者は、「韓国の放射線量は懸念する水準ではないにもかかわらず休校する学校があった」と指摘。各教育庁と学校に、客観的で信頼できる資料に基づき慎重に対処するよう伝えたものだと説明した。

 この日京畿道では、126の幼稚園と小中学校が休園・休校した。京畿道教育庁は7日早朝から放射性物質混じりの雨が降る可能性に備え、6日午後に各小学校に公文を送り、学校長の裁量で休校または短縮授業にするよう案内していた。

 全羅北道では、5校が休校、10校が短縮授業とする措置を取った。

 一方、韓国原子力安全技術院はこの日、全国12の地方測定所で大気中の放射性物質を検査した結果、すべての地域で放射性ヨウ素とセシウムが検出されたが、放射線量は人体にほぼ影響のない水準だと明らかにした。


*共同通信   2011/04/07 20:22
原発沖、北へ拡散か 放射性物質

 東京電力は7日、福島第1原発100+ 件の東北東の沖合で沿岸から約15キロの場所で6日に採取した海水から、法令で定める濃度限度の11倍の放射性ヨウ素131を検出したと発表した。
 5日に採取した海水からは5倍、この場所より南5・5キロで6日に採取した海水からは5・8倍のヨウ素が検出されており、経済産業省原子力安全・保安院は「放射性物質が海流によって北に拡散する傾向があるのではないか」とみて、東電に調査地点の見直しを指示する方針。
 6日採取の海水の分析で、1~4号機の放水口付近は93倍、それより北側の5、6号機の放水口付近は千倍のヨウ素131を検出した。
by norikoiida | 2011-04-07 07:14 | 日記
<< 日記*20110408*大地震... 日記*20110406*大地震... >>