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日記*20110402*大地震から23日目



*2011/04/02(土)    晴れ


(20:46)

国立のサクラは一分咲き。

4月2、3日が「国立さくら祭り」の予定だったが、この震災と原発事故で中止になった。

今日は国立の友人2人を自宅に招いて、カレーパーティ。
昨年末から、忘年会をやろうといっていて、4月になりやっと実現した。

朝から部屋を掃除し、カレーを作った。材料は計画停電後に買っておいたもの。
今、家には地震以後に買った非常用の食材がけっこうあって、毎日ぼちぼち食べている。
レトルトカレーもいろいろ買って、すでにいくつか試食した。
さすがに、友人を招いてレトルトカレーでは申し訳ないので、ハウスバーモンドカレーのルーでチキンカレーを作った。料理をたくさん作ると気晴らしになっていい^^*
久しぶりにサラダ用の野菜と赤ワイン、オリーブを奮発して買って、ちょっとしたパーティ気分に!

12時〜18時すぎまで6時間以上、赤ワインを飲みながら前菜、カレーライス、シュークリーム&イチゴ、緑茶に紅茶、さらにコーヒーを飲みながら、非常用に買ったチョコ、おせんべいなど、食べてしゃべって、楽しい午後を過ごした。緑茶はぺ・ヨンジュン手形の湯のみで出したら、受けていた...^^* 

夕方、茨城県が震源の余震があった。TVをつけたら、被災地のニュースを見ながら、またウルウルしてしまった....uu*

地震の日に都心の会社にいた友人は帰宅難民となったが、毎日、通勤しているので、もう随分前から日常生活に戻っているという。わたしは家にいてTVを見ていることが多かったせいか、3週間たってもふわふわした感じだ。昨日やっと、KNTVでやっている韓国ドラマを1時間だけ見た。3週間前にあれこれ考えていたことを、今日みんなでおしゃべりしていたらいろいろ思い出した....^^;  地震、津波、原発事故の想像を絶する被害に、ほぼ思考停止状態に陥ったようだった。こんなときは、みんなで食事をしながら、おもいっきりおしゃべりするのがいい薬^^*




今日の原発ニュース↓


*産経ニュース     2011.4.2 15:10
2号機のピットに亀裂、高濃度汚染水が直接海に流出


 東京電力は2日、福島第1原発2号機の取水口付近にある「ピット」と呼ばれるコンクリート製施設で、コンクリートに長さ10~20センチの亀裂があり、貯まっている水が漏れ出していることを確認したと発表した。

 ピットは電源ケーブルを納める施設。ピット内には毎時1000ミリシーベルトを超える高濃度の放射性物質を含む水が貯まっていて、この水が海に流出している可能性があるという。

 原子力・安全保安院は2日午後に会見を開き、「亀裂をふさぐため、コンクリート注入の準備を進めている」と話した。


*毎日新聞  2011年4月2日 東京夕刊
東日本大震災:福島第1原発事故 東電、窒素補充を検討 格納容器内の爆発防止

 東京電力は2日、福島第1原発1~3号機の原子炉格納容器を窒素ガスで満たす「窒素パージ(置き換え)」を検討していることを明らかにした。窒素は燃えにくく、格納容器内の爆発を防ぐ役割がある。同原発では3月12日に1号機、14日に3号機の建屋(たてや)内で水素爆発が起きており、さらなる爆発を防ぐ狙い。

 格納容器は通常、窒素で満たされている。一連の事故では、電源喪失で過熱した燃料の被覆管が水と反応して大量の水素が発生、格納容器から原子炉建屋内に漏れ出して爆発を起こし、建屋が損壊した。爆発後の格納容器内は、従来入れていた窒素が減少している可能性がある。

 格納容器には、空気を窒素に置き換える装置が備わっており、窒素パージにはそれを使う。正常に動くかどうかは不明だが、東電は「いずれ着手しなければならない」としている。【酒造唯】


*毎日新聞   2011年4月2日 19時50分(最終更新 4月2日 20時14分)
累積放射線量 浪江町などで年間限度超える


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福島第1原子力発電所周辺の累積線量結果※1日現在、単位はミリシーベルト


 文部科学省は2日、福島第1原発から北西約30キロの福島県浪江町国道399号沿いの累積放射線量が、8.985ミリシーベルトに達したと発表した。3月23日以降214時間の累積で、浪江町内の他3地点▽4.078ミリシーベルト▽4.127ミリシーベルト▽1.807ミリシーベルト、北西約32キロの飯舘村の5.339ミリシーベルトが、人工被ばく年間限度(1ミリシーベルト)を超えている。

 都道府県に設置するモニタリングポスト(自動観測局、MP)は、2日午前9時時点で宮城、茨城、栃木など7都県で1時間当たりの大気中放射線量が通常値を超えた。いずれも通常値に近付いている。

 1日に採取した水道水1キロでは11都県で放射性ヨウ素0.11~9.8ベクレル、5都県で放射性セシウム0.41~4.3ベクレルを検出した。ヨウ素とセシウムがともに検出されたのは栃木、群馬、埼玉、千葉、東京の5都県。

 原発から20~60キロ離れた福島県内の30カ所の屋外で行った2日午前6時~午後1時59分のモニタリングカー調査は、1時間当たりの大気中放射線量が0.5~62マイクロシーベルトだった。【篠原成行】



*毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊
東日本大震災:福島第1原発事故 東電社員、線量計持たず作業

 ◇ガスマスクずれ、多分吸った/他にやる人間がいないんだ

 東京電力福島第1原子力発電所の事故処理に当たる作業員の多くが、被ばく量を測る放射線量計を携行していなかったことが分かったが、現場では実際にどのように作業が進められているのか。原発敷地内で数日間働き、自身も線量計を持たなかった東電社員の男性が毎日新聞の取材に応じ、作業実態の一端を明かした。【中川聡子、日下部聡】

 ■家族に告げず

 男性は3月中旬、上司から福島出張を打診され、「行きます」と応じた。その夜、本社に集合。幹部から「とりあえず行け。何とかしてこい」と言われ、着の身着のまま他の20~40代の作業員数人とワンボックスカーに乗った。「家族には心配をかけるだけだから福島行きは報告できなかった」。一方、友人には「2週間たって帰ってこなかったら両親に連絡してくれ」と頼み、出発した。

 作業は外部電源の引き込みだった。でも「現場がどうなっているのか、原発に入るまで全く分からなかった。既に同僚ががれきを片付け鉄板を敷き、足場を整えていたが、それも現場に入るまで知らなかった」。

 自衛隊や消防も待機場所とする福島県楢葉町の運動施設でいったん待機し、現場の放射線量が下がったことを確認して原発へ。顔全体を覆うマスク、ゴム手袋、長靴のほか、普通の作業服の上にガーゼのような白い布製の上下を着た。「きちんとした防護服は恐らく早い段階で切らして足りない状態になっていた」。さらに「長靴の上にもビニール製の防護をつけるべきだが、自分たちはコンビニでも買えるような簡単なゴミ袋のようなものを長靴の上にはいて、ガムテープで巻き付けただけだった」という。

 車で原発敷地内に入ると、最も線量が多いとされる3、4号機付近は猛スピードで駆け抜けた。現場に到着すると駆け出し作業に当たった。

 ■「現場で判断を」

 ガスマスクをしているため、大声を張り上げないと意思疎通がままならない。本部との連絡手段は携帯電話1台だけ。とはいえ本部も混乱しているため、指示を受けたり報告したりしている余裕はない。「現場で判断しろ、ということだった」。ところが作業中、本部から突然、終了時間変更の指示が飛び、混乱に拍車がかかった。

 本来なら3~4時間で終わる作業にのべ2日かかった。「ガスマスクとかで非常に動きづらいし、作業の際にマスクがずれる場面は何度もあった。多分、かなり(放射性物質を含む空気を)吸ってるだろうなと思う」。線量計はリーダー格の1台だけで、他の作業員は持っていなかった。

 3月24日に3号機のタービン建屋で作業員2人が汚染された水たまりで被ばくしたことについては「自分たちも可能性はあった」という。敷地内は地震の影響であちこち陥没して穴があり、水がしみ出していた。ガスマスクが邪魔で足元を確認できず、同僚が何人も穴に落ちた。

 ■健康に不安

 「アラームが鳴っても作業を続けた(2人の)気持ちもよく分かる。『他にやる人間がいないんだから、とにかくやらないといけない。やるまで帰れない』という焦りは現場では強い」と語る。

 敷地内では水素爆発の影響なのか車が建屋の外壁に刺さり、あちこちに津波で運ばれた大きな魚やサメが転がり、それを狙った鳥が上空を旋回していた。「ガスマスクの『シュー、シュー』『パコパコ』という音が響き、白装束の自分たちが作業している。全く現実感のない世界だった」と振り返る。

 最終日に被ばくの検査をしたが、人数が多く丸1日かかった。異常はないとされ、帰社すると「よくやった」と上司がねぎらってくれた。それでも「長期的な影響については不安だ」と漏らした。

 ◇線量計持ち出し、ごみ箱にも 震災で混乱、激減

 なぜ、原発復旧に携わる全作業員に線量計が行き渡らないのか。東京電力は31日夜、福島第1原発内に約5000台あった線量計が地震と津波で壊れて320台に激減し、チームで作業に当たる際に代表者1人だけに持たせていることを明らかにしたが、実際には震災当日の混乱で線量計が持ち出されたり、捨てられるケースも少なくなかった。

 原発では作業員が放射線管理区域から出る際、線量計を返却しなければならないが、3月11日の地震発生時はパニック状態となり多くの作業員が線量計を着けたまま逃げた。タービン建屋にいた作業員の男性は「線量計は東電の用意したかごに入れて外に出るが、そんなことはしなかった」と証言。東電関連会社の男性社員(40)も「そのまま帰宅した人が多かった。ゴミ箱に捨てられていた線量計もあったので回収したが、少ししか集まらなかった」と話す。

 ◇販売会社に在庫なし

 問題が表面化したことで東電側は全員の線量計確保を目指すとしているが、放射線関連機器販売大手の「千代田テクノル」(本社・東京)によると、線量計の在庫はほとんどない状態という。【町田徳丈、日下部聡】


*時事通信   (2011/04/02-10:04)
レベル6」への引き上げ提言=福島原発事故で米シンクタンク

 【ワシントン時事】米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は1日、日本の経済産業省原子力安全・保安院が福島第1原発事故を国際原子力事故評価尺度(INES)で「レベル5」と判断していることに関し、さらに深刻な「6」に引き上げるべきだとの見解を示した。
 ISISは声明で、過去に「5」と評価された米スリーマイル原発事故が原子炉1基の炉心での事故にとどまったのに対し、福島では3基の原子炉が問題を起こしている上、使用済み核燃料プールの燃料棒が露出して相当量の放射性物質が放出されたと指摘した。
 また、保安院が原発の1〜3号機をそれぞれ「5」、4号機を「3」と個別に判断を示していることについて、INESは一般市民に事故の深刻度を知らせるためにあるとして、事故全体を総合的に評価すべきだと強調した。


*時事通信  (2011/04/02-11:56)
死者・不明、2万7000人超=発生から23日目−東日本大震災

 東日本大震災は2日、発生から23日目を迎えた。警察庁の同日午前10時時点のまとめによると、死者は1万1800人、行方不明者は1万5540人で、合わせて2万7340人となった。17都県で計約16万6000人が避難所生活を余儀なくされている。
 同庁によると、死者は宮城県7192人、岩手県3456人、福島県1092人など12都道県に上る。警察に届け出があった行方不明者は宮城県6333人、福島県4657人、岩手県4546人など6県にわたっている。






*玄侑宗久公式サイト→4/2に更新されています。
by norikoiida | 2011-04-02 20:49 | 日記
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